小柳 遥雅さん【研究発表】

神奈川県 中学1年生 小柳 遥雅(こやなぎ はるま)さん 研究テーマ:ラブカ 

■研究対象を選んだ理由

小さなころから生き物が何でも好きですが、特に深海生物に夢中です。国立博物館で間近で深海生物を見てワクワクしました。ラブカは深海生物の中でも見た目がこわかったり、見た目がふつうの鮫とは違って異なる構造をしていて謎が多いという魅力があるから選びました。英名のフリルドシャークは、むき出しの鰓がフリルのようだからです。おしゃれで、とっても可愛いですよね!

■研究で工夫したこと

ラブカの特徴は三又に分かれた300本もある歯です。ラブカを研究している『アクアマリンふくしま 荒木 美妃さん』にお借りした貴重なラブカの顎を3Dスキャンして、3Dモデルを作成しました。歯の特徴を分かりやすくするために状態の良い歯を選んで3Dモデルにして拡大して出力しました。
ラブカの歯は縦にまとまった歯を歯族と呼び、歯の先端が喉に向かっています。実際に手に取って見ると、獲物が引っかかる様子が分かります。

■3Dで出力する事のメリットについて

貴重な実物を手に取ると、破損するかもしれません。拡大して3Dで出力することで、見やすくできます。3Dプリンターで出力することが簡単にできますので、たくさん作ることもできます。これが3Dモデリングのメリットです。

■まとめ

ラブカを研究してわかったことは、資料や標本が少なく調べるのに苦労しました。調べても、確かな情報なのかは分からず、やはり謎が多いと思いました。生きている姿をみてみたい、ラブカの精密な3Dモデルを作りたいです。3Dを学んだ感想は、自分の頭の中にあるアイデアを形にできる、面白くて楽しい技術だと思いました。また海洋研究に使うことで、これまでの標本では難しかった手に取って360度見れることや、データ化することで共有しやすくみんなで研究ができます。海洋研究が大きく変わると感じます。

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