小林 飛陽さん【三期生紹介】

研究対象 マダイ

―プロジェクトに応募したきっかけは?

私の通う中学校では、「未来航路プロジェクト」という自分の将来に向けて研究したいことに取り組める授業があり、私は標本づくりに取り組んでいます。中学1年生のときは植物を扱っていましたが、2年生で友達の影響で僕が骨格標本を作った時、普段魚を食べるだけでは見ないような細かい骨の並びにはじめて注目でき、骨だけにしないと分からない魚の骨のすばらしさに気づくことができました。玉骨標本を見つけて調べていたら、それまで表現できない部分もプリンターを使って作成したいと考えて、プロジェクトに応募しました。

マダイをテーマにした理由は、私の住む瀬戸内海で多く釣れるため親しみがあること、初めて標本づくりをした魚であることから選びました。

―研究のポイントを教えてください

「鯛の九つ道具」と言って昔から愛されてきたタイの骨の中の、鳴門骨を3Dでつくりました。流れの速い海の中を泳いだ鯛にできると言われており、こぶがあるのが特徴です。

―プロジェクトで得た学びや気づきを教えてください

制作した3Dデータの標本が何の魚か分かりにくかったように思います。
タイの尾びれの特徴まで再現するなど、次はもっと特徴を捉えた表現ができるようにしたり、玉骨標本の透明だからこそ見れる良さを生かしながら、半分だけ色をつけて分かりやすくしてみたいです。