都田珠実さん【4期生紹介】
鳥取県 中学3年生
研究対象:アカエイ
テーマ:エイの毒針について
――プロジェクトに応募したきっかけを教えてください
エイについての高度な研究ができるからです。今通っている学校や鳥取県では、海洋の研究が盛んに行われておらず、エイの研究が満足にできる環境ではありません。
このプロジェクトに参加し、海洋生物について本格的に学びこれを機に鳥取県でも海洋生物の研究ができるようになってほしいと思っています。
そしてもうひとつは、海洋研究の分野でも3Dプリンターの技術が使える事を知りました。それと同時にその技術者が不足している事を知り、私の将来の夢にも役立てようと思ったからです。
将来は、東京海洋大学への進学を希望しています。
――研究対象を選んだ理由は何ですか?
小さなころから、水族館で見てきて、大好きな海洋生物がエイです。
エイは軟骨魚類であり近親種にサメなどがいますが、サメとは相違点が多くなぜ今のような形状に進化したのかその過程にとても興味がありました。
高度な3Dプリンターを駆使してエイの体の構造など、色々な角度から研究したいと思って選びました。。

――どんな点に工夫して研究に取り組みましたか?
尾棘は実際に触ることができないため、テーマに選びました。エイの尾棘は触るだけでもかえしに引っ掛かりけがをしてしまいます。
生きているエイの尾棘に触ることも危険が大きく、観察しかできません。水族館ではエイ触れ合う際ケガの危険を防ぐために尾棘を除去します。
資料での観察がメインです。なので3Dに起こし立体的に観察できるようにして、実際に触って針の形をみたり、刺して傷口を観察したいと思いました。



――将来の夢や目標は、何ですか?
私の将来の夢は博物館の学芸員です。鳥取県には綺麗な海や豊かな自然が豊富にあり、多種多様な生物が生息しています。
ですが県内に動物園や水族館、博物館などが少なく、貴重な生き物が生息しているのにそれを知る機会がなく、生き物を見たり、触れられる環境がありません。
まず自分が研究し実際に展示を行ったりする事で県の生物や自然に興味を持ってほしいと思っています。
