橋本優さん【4期生紹介】

東京都 中学3年生
研究対象:スナメリ
テーマ:スナメリのエコーロケーションについて

――プロジェクトに応募したきっかけを教えてください

学校のファブラボで山本周先生と出会い、グローバルイノベーションテクノロジーという活動に参加したことがきっかけです。
3Dプリンターへの興味が主な理由でした。また、学校の先輩が昨年参加していて、学び多い経験ができそうだと思ったことも後押しになりました。

――これまで頑張ってきた取り組み

3D プリンターで役に立ちそうなものの制作をしました。金魚などがいる水槽に、隠れることができる場所を制作して設置したり、ロボット制作やプログラミングにも取り組んできました。
また、中学校の生徒会長として、「学校をより楽しく、明るく」するために日々考えて、企画をしたり、実行しています。

――研究対象を選んだ理由は何ですか?

小学生のときに映画「ニモ」でのシロイルカのエコロケーションシーンに興味を持ちました。
一体どういう仕組みで、超音波を発するのかなと気になっていました。また仕組みを知って、活用することで、例えば
そのことを東京海洋大学の中村先生にお話したところ、比較的近い種であるスナメリについてご提案いただき、今回の研究対象に選びました。

――どんな点に工夫して研究に取り組みましたか?

鳥羽水族館に行って、学芸員の方に生態について資料を見せていただいたり、お話を伺いました。
エコロケーションを使うのは、コミュニケーションで使うことはほぼなく、餌を見つける時や泳いだりする時に使います。
そのように研究して分かったエコロケーションの仕組み・メカニズムについて、3Dモデルで解説できるようにしました。

3Dモデルの良さは、決まった確度からしか見ることができない図などと違い、
360度方向、自分のどこでも好きなところから見る対象を観察する事ができますし、データ上なら断面図まで確認する事ができます。

――プロジェクトで特に印象に残っていることは何ですか?

オンラインでの授業はもちろん良かったのですが、対面授業で実際に技術を学ぶことができたのがとても面白かったです。
フルカラー3Dプリンターを初めて間近で見れましたし、良い体験でした。

――将来の夢・目標を教えてください

3Dプリンターの仕組みを知らない人はまだ沢山いると思います。
僕はプロジェクト期間に集中して3D技術について学べたので、今回の経験を活かして、3Dプリンターや使う技術や、無限の可能性を、仲間と一緒に世界に広めていきたいと思っています。