栗山奈月さんインタビュー

神奈川県逗子市 中学3年生 栗山奈月(くりやまなつき)さん 研究テーマ:ウニ

小学校低学年の時に父に江ノ島水族館に年間パスポートを買ってもらい、毎週土曜日に連れて行ってくれた経験が、海洋生物に対する知的好奇心を高めるきっかけになりました。

また中学生になって自ら学ぶことの面白さを知って、より深く自分の好きな海洋生物のことを研究したいと思う様になりました。

ウニを研究したくなったのは、近年ウニが増えていると耳にしたり、

ウニがキャベツを食べると実が大きく美味しくなると水産場で研究している様子をみて面白そうだと思ったからです。

第5回授業で行われた捕鯨の授業から着想を得た卒業論文で【校長賞】を受賞

学校で正義をテーマに卒業論文を書く必要があり、最初はドラマや映画などをテーマに論じようと考えていましたが、東京海洋大学で中村先生から捕鯨の授業を聞いてこれまで深く考えたことが無いテーマだと感じて捕鯨を主題にして論文を書こうと思いました。

その授業を受けるまでは、捕鯨についての実態を全く知らなかったのですが捕鯨に賛成する人、反捕鯨の人と捕鯨に対して国や団体が取るスタンスが様々でどうして対立するかが気になって論文を書く上でもっと深く調べました。

捕鯨に賛成する人、反対する人がいると思いますが捕鯨に賛成する人も反対する人もそれぞれ経済的な利益を求めて意見を主張しているということに気づき、その上で私は中立的な立場から論文を書きました。周りから着眼点が面白い、新しいと評価されて嬉しかったです。

栗山さんの卒業論文『捕鯨の正義』の一部

今後の展望

最終的にはウニの内部構造をCTスキャンしてその断面を吉本先生のマッコウクジラのような透明標本と組み合わせて卵巣などを確認できる様なモデルを作れればと思います。

自分自身将来海や海洋生物の研究者になりたい気持ちが強くあるのでこのプロジェクトで学んだことを活かして夢に近づける様に頑張ります。