杉本拓哉さん 研究発表

東京都文京区 中学1年生 杉本拓哉(すぎもとたくや)さん 研究テーマ:クラゲ

研究対象:クラゲ

応募動機:小さいころからもの作りがすきで、5歳の時に渋谷のFabcafeさんで3Dプリンターを使って恐竜を作った経験がある。よく海に行ってクラゲ採取もしているが、新種クラゲの3Dモデリングをすることによって、学術研究に役立てられそうだと思った。

海にまつわる挑戦したい事:潜水艦で潜ったりダイビングをして、海の深い所にいるクラゲの体の構造を観察したい。深いところと浅いところでクラゲの種類が違うが、何が居場所を分けているか知りたい。

3Dにまつわる挑戦したい事:2018年兄と一緒に新種のクラゲを発見した。成熟したオーキストマ属の生殖層は面白いが、スケッチで表現しにくいので3Dにしたいと思った。

研究方法:釣ってきた大きくきれいなミズクラゲをモデリング。よく観察していく中で口腕(餌をとるところ) は生殖層と胃と同じ方向を見ていると思っていたが、胃と胃の間から飛び出ていることに気づいた。

工夫したこと:クラゲは水でできているのでCTスキャンの前例がない。ヨウ素につけて写してみたら、写らない。水から出してCTスキャンをしてみた。生殖腺下腔も再現した。傘の切れ込みが浅い溝と深い溝が交互に8つずつあるのを表現した。

研究で学んだこと:ヨウ素以外での物質でのCTスキャンも試してみたい。それを学術研究に活かしたい。

将来の夢:大人になったらどんなアプリも作れるプログラミングのエンジニアになりたい。3Dでもプログラミングを使うのでも良いので、研究やプログラミングのサポートが出来たらいいなと思います。

担当講師・石井先生より:クラゲは柔らかいので、博物館でも標本の扱いが難しい。とても細部まで再現していてすごいと思いました。ゼラチン質の物体のCTスキャンは前例がないので、ぜひがんばってほしいです。

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