草原宏仁さん 研究発表

神奈川県横浜市 中学2年生 草原宏仁(くさはらひろと)さん 研究テーマ:ジンベエザメ

研究対象:ジンベエザメ

応募動機:ジンベエザメが好きで、謎が多いので研究する夢があったから。また、絶滅危惧種なので、レッドリストから外したいと思い、研究することで少しでも数を増やせるのではと考えたため。世界で活躍する研究者に海洋生物について学べるので是が非でも参加したかった。

ジンベエザメを好きになったきっかけ:3歳の時、八景島シーパラダイスで初めて見て、その大きさとつぶらな瞳に一目惚れした。雄大で温厚なジンベエザメが大好き。

これまでがんばったこと:スキューバダイビングの資格取得/船に乗り、魚を釣って解剖(三枚おろし)した/70キロサイクリング/海洋生物についての公演会に多数参加

研究方法:ジンベエザメと似た繁殖をする「テンジクザメ」と「アブラツノザメ」の繁殖方法を参考にした。卵がふ化するまでの期間、母親の胎内にいる期間、ふ化した後の栄養源について調べた。

結論:ジンベエザメの卵がふ化するまでの期間は予測ができなかったが、胎内で過ごす期間は30か月程度と予想した。

感想:研究していてとても良い勉強になったので、良い経験ができました。

将来の夢:ジンベエザメをレッドリストから外すためにいろいろな角度から活動していきたいです。海洋科学者になり、ジンベエザメの生態について研究したいです。

担当講師・大塚先生より:ほかの魚の繁殖からジンベエザメの繁殖について類推してまとめたり、水族館に来て顎の骨をCTスキャンして、何時間もかかったけど草原さんはまったくあきらめることなく根気強く取り組んで、素晴らしいモデルができたと思います。水族館でもジンベエザメはプランクトンをこしとって食べると言われているが、それを手に取って見たり立体的に見ることは出来ないので、今回のえらの3Dモデルはとても意義があると思います。鮫肌も、触る方向でザラザラしたりしなかったりすることが、構造からこんなに大きく見ることが出来るのは良かったと思います。

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