関根秀真さんインタビュー

埼玉県 中学3年生 関根 秀真(せきね しゅうま)さん 研究テーマ:サンゴ

昨年度私は、海洋環境の変化と海洋生物の関わりというテーマを持って活動を行いました。私はテーマ設定以前、サンゴが減少していることや海洋生物の分布が北上し始めていることをニュースなどで知りました。少しでも環境破壊を食い止めるために、今自分に何ができるか考えた結果、学校の活動の一環として海洋環境について学習することから始めるべきではないかと考えました。
これからさらに調査、学習を進めるためにもこのプロジェクトで3D技術や研究手法を学んでいきたいと思います。

サンゴを研究対象に選んだ理由
環境問題に対して興味があり、そのなかでも近年サンゴの白化現象が深刻な環境問題として取り上げられています。
これまで調べてきたところ、サンゴの中には白化しにくい種と白化しやすい種が存在することがわかりました。なぜ白化に対する耐性が違うのか、サンゴの形状や生息域の違いから解明したいと考えています。

環境変化がサンゴに及ぼす影響について関根くんがまとめた論文

プロジェクトの志望動機
私がこのプロジェクトへの参加を志望する理由は、3D技術について学習でき、さらに専門家の方から海洋生物についてレクチャーを受けられる貴重な機会だと考えたからです。特に3Dに関する技術は、将来的に様々な分野で活用が進んでいく技術だと考えています。
3D技術を使えば、これまで平面的に見ることしかできなかったものを、実際に触ったり、立体的に見たりすることが可能となります。その大きな特徴を利用すれば、発表などで他者に伝えたいことが理解してもらいやすくなると考えます。
また、海洋生物について専門の方からレクチャーを受けることで、今後学習活動・研究などを行う上での基礎を作ることができるのではないかと考えています。

8月に行われた海洋合宿の感想
率直な感想ですが、とても面白くて楽しかったです。自分の知らない事が多かったので魚の種類などを自分で直接採集し学ぶ事が出来る2日目の授業ではとても勉強になりました。

今後の展望
このプロジェクトで3Dなどの技術を学ぶ事によって環境保全の活動や、より多くの人々に海洋汚染などの環境悪化が進んでいるということを広く認知させることが出来る様なことが出来ればいいなと思っています。

入学式での自己紹介の様子はこちら