杉山 紗代さん【研究発表】
東京都 中学1年生 杉山 紗代(すぎやま さよ)さん 研究テーマ:ウミヘビ
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魚を捌いたり解剖することが好きで、海洋生物に興味を持ちました。この写真はキンメダイを捌く時の写真です。
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■研究対象を選んだ理由
海洋生物も爬虫類も好きで、爬虫類なのに海で暮らす爬虫類網のウミヘビに興味を持ちました。また祖父母が沖縄に住んでおり、エラブウミヘビの燻製が送られてきたことがあって、その生態などに興味がわきました。
■エラブウミヘビの特徴
生息地は日本の南西諸島で、絶滅危惧種に指定されています。
毒の種類は神経毒で、嚙まれた時の死亡率はおよそ61%と高いです。
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■3Dモデルのつくりかた
エラブウミヘビを沖縄から入手して、骨格に着目してCTスキャンしました。
実際に出力したのがこちら、玉骨標本です。
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■研究してわかったこと
骨格における違いなどを見ていきたいと思い、比較対象として陸で暮らすヘビは、ポールパイソンです。肉や体の付き方に多少違いはありますが、骨格に大きな違いは見られませんでした。あくまで私の考察ですが、骨格は肉などに比べると変化するのに時間がかかるからではないかと思いました。
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■今後の展望
エラブウミヘビの骨格標本の制作をしたいです。今回スキャンしたエラブウミヘビが家の冷凍庫にいるので、それを使いたいです。
ウミヘビと陸に住むヘビを、骨だけでなく呼吸器等内臓の面でも比較したいです。完全海棲型のウミヘビについて、哺乳類の胎生と何が異なるのか研究したいです。人間などの哺乳類とどう違うかを調べたいです。
生物の色彩変異個体(アルビノやメラニズムなど)についての研究をしたいです。遺伝子変異がどのようなもので、おこるのかを調べたいです。
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