大村 七緒さん【三期生 紹介】

研究対象 シャチ

―プロジェクトに応募したきっかけは?

お母さんが海洋研究3DスーパーサイエンスプロジェクトのXを見ていて、教えてもらいました。ちょうどコククジラのクラウドファンディングの活動をしているときで、興味深く見てみたら、プロジェクト内容が私の「将来の夢に近づける!」と思って応募しました。
シャチの研究もしたいという思いがあったのですが、学校やこのプロジェクトでの経験を通して、もっと色んな進路があることを知って、今はやりたいことがたくさんあります。

―シャチの魅力を教えてください

「海のギャング」とも呼ばれるももつシャチは、見た目の可愛さと裏腹にとても強く、自分より大きな獲物も仲間と協力して捕えます。
小学4年生の時にシャチショーを見てからずっと大好きな動物です。

―発表テーマは「シャチとウシの胃の比較」ですね。プロジェクトで得た学びや気づきを教えて下さい

もともとシャチの胃をテーマに調べたいと思っていたのですが、鯨類には胃が複数あることを知り、胃が4つある牛との違いを知りたいと思ったからです。哺乳類は種族によって胃の形が大きく違います。生きる環境や食べるものが異なるからです。シャチと牛は同じ、胃が複数ある鯨偶蹄目に属しながら、牛は反芻亜目、シャチは鯨河馬形類に属しています。比較的近い種族でありながら、陸上と海生、草食と肉食の違いはありますが、どう違うのかを比べたいと思ってテーマを決めました。

研究を通しての学び

研究について

・陸上哺乳類の胃と海洋哺乳類の胃とでは異なるつくりをしている
・シャチにはまだ解明されてないことがたくさんある
・カナダのジョンストン海峡に行きたい

3Dを通しての学び

・3Dデータは拡大縮小が自由自在
・研究がしやすくなる
・立体で見れる→位置関係が分かる
 →相関関係も分かる